金土日館は2009年の開館以来、岩田専太郎(1901-1974)の画業を称え、広く皆様に知っていただくために、金・土・日曜日に開館する常設館です。
大正末期から昭和時代に一世風靡した挿絵画檀の鬼才が、生涯を通じて描き続けた挿絵の枚数は、約6万枚ともいわれています。
当館は原画約800点と美人画50点を所蔵し、書籍・雑誌を含め順次展示を公開しています。一部作品の展示入れ替えは、年二回。また画集は、ご覧いただけます。
その他に浮世絵の流れを汲む、日本画家の鏑木清方そして伊東深水。立石春美、高木義夫、伊藤小坡、他の日本画小作品も随時展示公開しています。
多くの作家達の小説に、挿絵という形で読み手の世界観を広げ、別の角度から作品に命を注ぎ込んだ専太郎。昭和の大衆を虜にしたその挿絵は、現代でも通ずる斬新な発想と構図で、現代に残された挿絵文化の象徴です。今も生き続ける作品をお楽しみください。